住宅取得プランニングについて
住宅を購入するときに住宅ローンを使用した場合、いくら自己資金を準備する必要があるか知っていますか? 住宅ローンの融資限度額は、基本的に物件価格の8割以下であるため、住宅購入時には頭金として物件価格の2割程度を準備する必要があります。さらに、登記費用や税金、引越費用等の諸経費がかかり、これらの諸経費は物件価格の1割と考えられます。要するに、住宅購入時には物件価格の約3割を自己負担で用意する必要があるということですね。
それでは、自己資金の準備方法について考えていきましょう。
自己資金を準備するためには財形住宅貯蓄などを使うことができます。
※財形住宅貯蓄とは財形住宅貯蓄を導入している企業の従業員が給料から天引きという形で、住宅の取得や増改築を目的とした貯蓄を行うこと
もしあなたが財形住宅貯蓄を導入している企業に勤めている場合、この制度を使うことで現在手元に自己資金が用意できなくても、準備することができますよね。
次に住宅ローン金利についてです。
住宅ローンの金利は3つあります。
・ 固定金利型とはローン申込み時やローンの実行時の金
利が返済終了まで変わらず適用されるローン
・固定金利変動型とは返済期間の初めのうちは固定金利で、固定金利期間が終了したあと、固定金利型か変動金利型かを選択できるローン
住宅ローンを申し込んだ場合、長い期間で付き合わなければならないので金利についてはしっかりと理解をしたうえで、その時の景気や情勢に合わせて自分にあった金利を選択したいですね。
そして、次に住宅ローンの返済方法についてです。
住宅ローンの返済方法には、元利均等返済と元金均等返済があります。
・元利均等返済とは毎回の返済額(元金と利息の合計額)が一定の返済方法
・元金均等返済とは毎回の返済額のうち元金部分が一定となる返済方法
ポイントとして、元利均等返済は返済期間の当初は利息の部分が大きく、返済期間が経過するとともに元金の部分が増えます。反対に、元金均等返済は返済が進むとローン残高が減り、利息も減ります。したがって、返済期間が経過するにつれ、利息を含めた毎回の返済額が減少していくことになり、総返済額は元利均等返済のほうが大きくなるのです。
ローンの返済方法を選択するうえでも、ゆっくりと返していくなら元利均等返済。はやめに返したいのなら、元金均等返済という選択になるでしょう。
以上、住宅取得プランニングについて考えてみました。素敵なマイホームを購入するうえでたくさんの悩みの種がでてきます。じっくりと家族でも話し合いよく考えてよい選択をされればよいかと思います。
また次の記事で